群馬県
上毛三山などの水源から得られる豊かな水と、県独自の好適米と「群馬KAZE酵母」などの県の素材を使った新たな酒造りを展開している群馬県。冬は低温で寒造りに最適な環境が整います。
尾瀬の雪どけ【純米大吟醸 生詰】
龍神酒造/群馬県館林市
50%の精白の純米大吟醸でありながら、価格は3000円以下とコスパの高い本品。米本来の味を大切にしながら、甘い果実のような香りとなめらかな舌ざわりが味わえる。イタリアンなどの洋食とも相性が抜群です。
味わい:★★★★(6段階中)
香り :★★★★★(華やか)
使用米:五百万石
精米歩合:50%
酵母:自社酵母
酸度:1.5
日本酒度:±0
龍神酒造⇒「http://www.ryujin.jp/」
埼玉県
江戸に近く、古くから酒造業が盛んな埼玉県では、荒川と利根川の2大水系の伏流水を使って酒を仕込みます。軟水のため、口当たりがよく、まろやかな酒質のものが多いのが特徴です。
神亀(しんかめ)【純米清酒】
神亀酒造/埼玉県蓮田市
戦後初めて全量を純米酒に変えた蔵。2年以上常温で熟成して出荷される本品は、切れ味がよく、定番の燗にしても美味しく味わえます。焼き肉やとんかつなど濃い味の料理との相性も良いです。
味わい:★★★★★★(6段階中)
香り :★★★(やや穏やか)
使用米:酒蔵好適米
精米歩合:60%
酵母:協会9号
酸度:1.7
日本酒度:+6
新亀酒造⇒「http://shinkame.com/Japanese/」
千葉県
利根川の水運で、しょうゆ醸造とともに酒造業が発展した千葉県では歴史ある老舗の蔵が多いのも特徴です。軽快な酒質の蔵が多い中で、山廃や生酛造りで個性的な酒を造る蔵も存在します。
東薫(とうくん)【大吟醸 叶】
東薫酒造/千葉県香取市
江戸時代に創業した歴史ある蔵元。全国新酒鑑評会で金賞を16回受賞した代表銘柄である本品は、山田錦を35%以下まで精米し、伝統的な袋搾りを行うなど時間と手間をかけて造られています。飲み口はまろやかで、口に含むと上品で豊かな香りが広がります。
味わい:★★★★(6段階中)
香り :★★★★(やや華やか)
使用米:山田錦
精米歩合:35%
酵母:M310
酸度:1.2
日本酒度:+3
東薫酒造⇒「http://www.tokun.co.jp/」
神奈川県
丹沢水系を水源とする中硬水の伏流水を使い、上品で繊細な食中酒向けの酒が多い神奈川県。小規模の蔵が多いですが、質の高い酒造りで注目されています。
相模灘(さがみなだ)【純米吟醸 山田錦】
久保田酒造/神奈川県相模原市
江戸時代創業の歴史ある蔵。現在は平均29歳の若い蔵元が、昔ながらの手作業にこだわった酒造りで丁寧に酒を醸します。一升瓶で貯蔵する瓶囲いにより味わいを深めた本品は、山田錦の豊潤な旨味が感じられる食中酒として人気です。
味わい:★★★★(6段階中)
香り :★★★★(やや穏やか)
使用米:山田錦
精米歩合:50%
酵母:協会9号系
酸度:1.6
日本酒度:+2
久保田酒造⇒「http://www.tsukui.ne.jp/kubota/」
天青(てんせい)【風露 本醸造】
熊澤酒造/神奈川県茅ヶ崎市
明治5年の創業以来、手作りの少量生産で、丁寧に酒を造りづつける蔵元。軽快な口当たりと適度な旨みで飲みやすい1本で、特に地元相模湾の魚介類との相性も抜群です。
味わい:★★★★★(6段階中)
香り :★★★★(やや穏やか)
使用米:五百万石
精米歩合:60%
酵母:協会9号
酸度:1.3~1.5
日本酒度:+2.5~3.5
熊澤酒造⇒「http://www.kumazawa.jp/」